作曲
Heito Higashino/Ryushin Izumi
幾許と愛を偲んだか
深海のような倦怠感 厭世すら飽食した
幾億と宙を仰いだか
水泡に帰したSOS
風浪から僕の過ちを救ってほしいんだ
虚ろ目な諦めが僕を 責め立てて閉じ込めて
心の水底へと沈んでく
酸欠めいた命が歌った 泡沫の哀傷挽歌
ここにぼくはいるよ
間違った声で歌った 一瞬のメーデーだった
暗礁の孤独を背負って泳いだ
本能も生を厭ったか
ブラックアウトしていく皮膚感覚
胸臆には体温は無い
幾億と宙を仰いだか
鉄窓みたいな水平線
どうやっても太陽の光には達しやしないさ
水面から見えるのはどれも 折れ曲がる未来だけ
ぼやけた世界にたった一人きり
酸欠めいた命が歌った 泡沫の哀傷挽歌
ここにぼくはいるよ
間違った声で歌った 一瞬のメーデーだった
暗礁の孤独を背負って泳いだ
絶海も同然だった深層心理を
本当は誰かに掬って欲しくて
それがどれだけ滑稽だったとしても
何遍と間違おう
存在を 命の証を 成そうとした鎮魂歌
ここにぼくはいるよ
消えゆく心臓が歌った 一瞬の弔鐘だった
暗礁の孤独を掲げて消えた