帰る間際に君がくれた一枚のガムを
味がなくなっても
家に着いても 噛み続けた
いつもなら飲み込んで使わない包み紙を
広げながら君が
笑った意味を 考えてた
いらだっているのを
誰より早く気付いて
そんな君の優しさに
気付いて笑顔になれないと
僕は君に 似合わない
チューインガム「ありがとう」の意味のように
チューインガム「大丈夫」と笑うように
些細な事でも飲み込まないようにと
くれたキッスの味は
ブルーブルーベリー
昨夜つまづいた傷が今朝になって痛み出す
唾をつけてみたら
ちょっぴり滲みて 涙が出た
いつもなら飲み込んでしまってた言葉だけど
口に出してみたら
温かくて 少し泣けた
“泣きたい時には
無理に笑っちゃ駄目だよ”
そんな君の優しさに
本当は気付いていたのに
強がってた 昨日に「ごめん」
チューインガム「ありがとう」の意味のように
チューインガム「大丈夫」と笑うように
チューインガム「ありがとう」の意味のように
チューインガム「愛してる」をするみたいに
迷っていても
明日は必ず来るから
きっと見上げた空は
ベリーベリーブルー