作詞:Kenn Kato Rap詞:Mitsuhiro Hidaka
作曲:丸山真由子
ありふれてゆく 時間がただ
ふたりを乗せて 運んでいく
写真の中の あの笑顔は
こんな日が来ると 知らなかったね
いつからだろう
些細なことでケンカ ばかりしてきたね
思い遣りや、優しさや 体温(ぬくもり)を
置き去りにして
ぼくの憂鬱と 不機嫌な彼女
どちらのせいでもなく
そばにいすぎただけのことで
戻れない…とわかっているのに
もどかしいくらい 弱気で 身勝手なぼくは
君を まだ離せない
話しかけても 上の空で
慌てて咲かす 作り笑顔
背中を向けたその瞬間、
またひとつ君が溜め息をつく
ぼくが君に あげられるもの
それは きっと ただひとつ
しあわせとか 約束じゃないなにか
答えは 自由
大好き、とか、愛してる、だとか
いとしいあの響きが
色褪せた言の葉に変わる
その代わりに 隠してた言葉
声には出せない さよなら
明日(あす)の朝目覚め た時
残してくから
まだ暖かいベッドと裏腹に
体温のない冷え切った胸騒ぎが
ぼくの心からぶら下がり
あの日あの時ほらもしもあぁしてたらとか
思い出は後悔に姿変えるジョーカー
君のキーケースと心のスペース
から出てくから You go your way
ぼくの憂鬱と 不機嫌な彼女
その心の中には ぼくの知らない誰かがいる
仕方ない…と あきらめてみても
込み上げる悔し 涙が 止まらない
ぼくの憂鬱と 不機嫌な彼女
もうすぐなにもかもが
想い出の花びらに変わり
開けたドアに 流れ込む風が
すべてを連れ去り 舞い散る
鮮やかに… これが ぼくの
アイノカタチだ