じゃあ行ってくるから あっ、さよならじゃないよね
また会えるから
街を見おろす丘から あの日僕らは何を見てた
やっと 二人きりになれた 照れながら あの日
「明日の朝早く僕は 上りの電車に乗るんだね」
卒業のあとの校舎 小さく 見つけた
行かないでと一言 つぶやいた君 あの時
僕は 見えない 夢を いだいていた
離れていても きっといつまでも 君のことを思っているよと
言った心が いまさら うずいて たまらないよ
君にさよなら 電話で告げた 過ぎてゆく 季節の中に
会えない 時間にも 距離にも 勝てない 僕らがいた
Coming Through Coming Through Ah Ah
One Time Two Time Yo Yo Check 12
僕のコートの裏には 君のセーターの色が残り
キスの時の香りが消えずにある
どこか 大人びて見えた あれは口紅のせいだって
今なら さまざまに 思い当たることも あるが
片道の切符を ふざけたふりで とりあげ
君は 無理して 妙にはしゃいでいた
離れたらもう 駄目になるよと 君がうつむくの 打ち消して
僕はコートで ふるえる その肩 つつみこんだ
こんなに笑顔 思い出すのに そこで途切れてしまう君
忘れてしまっても 忘れはしないよ 胸のどこかが
行かないでと一言 つぶやいた君 あの時
僕は 見えない 夢を いだいていた
君にさよなら 電話で告げた 過ぎてゆく 季節の中に
会えない 時間にも 距離にも 勝てない 僕らがいた
街を見おろす丘からあの日 君が見ていた「何か」を
このごろ不意に わかった気がする こともあるよ
君に出逢った 君に恋した この体の奥に ずっと
君と見つめていた 景色がいつでも 流れている