おもちゃの銃構えて人を撃って笑った
鉛よりも鈍臭い言葉を詰めて放った
フィクション映画のそんなシーンを見ていた
左手を伸ばした
おもちゃの銃が触れた
おかしいなどうも
ある程度の人格者と思っていたのに
吐き気が襲う
過去と未熟さが笑う
いらない
汚い
口なんてもう必要ないの
知らない
知りたくないよ
ずっと息を潜めて生きてきたんだ
使ったかも分からない
実を言うと覚えてない
怖くなって閉ざした
自分を痛め付けた
どんな事でも弾を込めてる気分になるの
個性、多様性、普遍、普通、どれが何?
どうせ使えない、使えっこない
いらない
動かない
頭はもう必要ないと
うるさい
うるさいよ
そうやって逃げていたんだ
分かってたんだ
犯した事は返らない
世界は何も変わらない
誰かに恥じぬ様なそんな今を作りたい
知りたい
知らなきゃ
どれだけの傷を負っても
言いたい
言いたいよ
底から溢れる本当を言いたい